カードローンの在籍確認とは?勤務先に電話があるって本当?


急に お金が必要になった人の強い味方として知られるカードローン。ただし、審査が気になるという方も多いのではないでしょうか。どのような審査があるのか、審査は厳しいのかなど、心配事はさまざまです。そこで、この記事ではカードローン審査の中でも特に疑問点が多い「在籍確認」にスポットを当てて解説していきます。
「勤務先に電話するって本当?」「電話があるならどのような内容なの?」「電話以外の在籍確認の方法はある?」など、不安に思われる点についてご説明していきます。これからカードローンの利用を考えている方はぜひ参考にしてみてください。
カードローンとは?申込条件も確認しよう
カードローンとはどのような特徴を持つのでしょうか。
はじめにキャッシングや住宅ローンなど、ほかの借入との違いも確認しながらカードローンの特徴についてみていきましょう。
カードローンとは?
カードローンとは、個人向け融資のひとつです。自動車・住宅ローンなどとは異なり、使途に制限はありません。そのため、冠婚葬祭やレジャーなどで急にお金が必要になった場合などでも資金調達の手段として利用することができます。ただし、事業資金に利用することはできません。
なお、カードローンのように使途が制限されていないお金を借りるためには、クレジットカードに付帯されているキャッシングサービスを利用する方法もありますが、カードローンの方が契約極度額を高く設定していることが多いため、高額の借入を希望する場合は、カードローンを検討してみましょう。
カードローンやキャッシングの借入限度額や金利は以下の通りとなっています。


上限金利はカードローン、キャッシングともに年18.0%ですが、下限金利は大きく異なります。借入限度額や適用金利は審査によって決定するため、利用者によって異なるということも知っておきましょう。
カード ローンの申込ができる人とは?
カードローンの申込には条件があります。LINEポケットマネーの例を参考に、申込条件を確認してみましょう。


申込時には、本人確認書類として以下のいずれかの提出が求められます。
・運転免許証
・運転経歴証明書
・特別永住者証明書
・在留カード(在留資格が「永住者」の場合のみ)
・マイナンバーカード
また、借入状況によっては源泉徴収票などの収入証明書が必要になることもあります。
カードローンの審査について
カードローンの申込を行ったら必ず審査があり、審査結果によってはカードローンを利用できない場合もあります。では、カードローンの審査ではどのような点がチェックされるのでしょうか。
きちんと返済できるかの確認
カードローンでお金を借りたら、利息も含めて返済する必要があります。カードローンの審査では、申込時に記載された勤務先や年収、そして個人信用情報機関に登録された信用情報から申込者に返済能力があるかどうかの確認が行われます。
信用情報とは?
「信用情報」とは、これまでのクレジット・ローンにおける取引事実を客観的に表したものです。たとえば、利用した分を期日までに返済できていれば問題はありませんが、期日までに返済できていないと信用力が低下し、今後のローン・クレジット利用に影響を及ぼすこともあります。
総量規制に引っかからないかの確認
貸金業法では、返済能力を超えた借入をしないために、年収の3分の1を超える貸付を禁止しています。これを「総量規制」と呼んでいます。カードローンの審査では、総量規制に引っかかるような過度の借入をしていないかを確認するために、現在、ほかにどのくらいの借入をしているかも確認しています。
ちなみに総量規制の対象になるのは貸金業者の行う貸付で、具体的にはクレジットカード会社のキャッシング、消費者金融などのカードローンが該当します。銀行や信用金庫の融資、クレジットカードでのショッピングは総量規制の対象外となりますので、年収の3分の1以上の借入でも審査の対象外になります。しかし、多くの銀行などにおいても総量規制と同程度の自主規制を設けていることが一般的です。
審査の内容とは?
カードローンの審査では、申込書類に記入(入力)した内容から、年収やほかの借入状況を確認します。また、申告された勤務先に申込者が本当に在籍しているのかを確認するために、「在籍確認」が行われることもあります。
在籍確認では、勤務先に電話がかかってくる場合もありますので、カードローンを申込む際は、どのような方法で在籍確認を行っているかもチェックしておくとよいでしょう。
カードローンの在籍確認とは?
カードローンの審査で行われることがある「在籍確認」がどのようなものなのかを確認していきましょう。
在籍確認とはどういうもの?
在籍確認は、申込者が申告した勤務先に在籍しているのかを確認するために行われるものです。勤務しているという事実がわかれば、安定して給与を受け取っていることがわかり、返済能力があると確認できるためです。
在籍確認の方法は金融機関各社で異なりますが、場合によっては勤務先に電話連絡がくることもあります。
電話での在籍確認例
「在籍確認で勤務先に電話があるかもしれない……」となると、どのようにして電話がかかってくるのか不安に思う方も多いのではないでしょうか。
ここでは、在籍確認が電話で行われる場合の会話例についてご紹介します。