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カードローンの金利はどう決まる?利息や返済総額の計算方法を解説

公開日:2022年05月13日

更新日:2024年11月08日

著者:内田英子

カードローンの案内を見ていると、よく目にする「金利」。銀行預金の案内などでも見かけますが「金利と聞いてもあまりぴんとこない」「カードローンを検討する際もさほど気にならない」という方もいらっしゃるのではないでしょうか。

 

金利はカードローンの返済総額を左右する重要な要素です。場合によっては、金利によって返済が長期化したり、ご自身の想定を超える負担を生み出す場合もあります。

 

そこでこの記事では、金利の基本とともに、カードローンを選ぶポイントとなる利息の計算方法や、最終的な返済総額の確認方法について解説していきます。

カードローンの金利は会社によって異なる

カードローンで適用される金利は、一般的にカードローンを提供する会社の審査(審査基準はカードローンを提供する会社によって異なる)で設定されるため、カードローンを提供する会社や申込者(契約者)によって異なります。

なお、カードローンで適用される金利の上限は、利息制限法(※1)によって定められており、利息制限法による上限金利は、借入金額に応じて最大で年20.0%となっています。

 

1 利息制限法

お金の貸し借りにおける金利の上限などを定めた法律で、この法律で定められた金利の上限を超えて貸し付けることを禁止しています。また、その金利の上限は貸付金額によって異なり、最大で年20.0%となっています。

カードローンの金利、利息、利子の違いは?

カードローンの金利とは、借入額(元金)に対する利息の割合のことで、一般的には1年間の利息の割合(年利)として使われる場合が多いです。

 

利息は、お金の貸し借りや預け入れた際に一定の割合で発生するお金のことを指す言葉として使われます。お金の貸し借りであれば、借りたお金(貸したお金)に加えて利息を支払う、金融機関にお金を預け入れると、預け入れたお金(元金)に加えて金利に応じた利息(利子)を受け取ることになります。

 

なお利子は基本的に利息と同じ意味で使われます。一般的にカードローンでお金を借り入れた際に発生する場合は「利息」(支払う必要がある)、金融機関にお金を預け入れた際に発生する場合は「利子」(受け取ることができる)として使われる場合が多いです。

カードローンの「金利」の基本

ここでは、カードローンの金利について詳しく解説します。

まずは金利の上限から見ていきましょう。

 

1.「金利」には上限がある

借入する際の金利には、法律で有効とされる上限があります。利息制限法で以下のように定められており、これらを超える金利での貸付は民事上無効とされています。

・貸付額が10万円未満の場合:年20.0

・貸付額が10万円以上100万円未満の場合:年18.0

・貸付額が100万円以上の場合:年15.0

これからカードローンの利用を検討されている場合、実際にご自身の借入に適用される金利は、審査終了後にならないとわかりません。しかしすでに借入をされている場合は、カードの利用明細や支払明細などでわかります。確認してみましょう。

 

新たにカードローンを検討される場合も、LINEポケットマネーであれば年率3.018.0%というように、あらかじめ適用される金利が表示されているケースも多いです。契約前にしっかりと金利を確認してみてください。

 

2.利息額の計算方法

実際の借入の際に、利息額がどれくらいになるかは、以下の計算式に当てはめることで、ご自身でも計算することができます。

元金(残高)×金利(実質年率)÷365×借りた日数

うるう年の場合は366日で計算

元金とは、ご自身の借入金額です。前述の通り、カードローンの金利は一般的に「実質金利」と表示され、パーセンテージ(%)で示されています。実際に計算する場合、金利は小数に換えて計算するため、仮に18.0%とすると、100で割って0.18として計算式に当てはめます。

 

LINEポケットマネーなどのカードローンにおいては、年率3.018.0%といった形で幅をもたせて示されているのが一般的です。ご自身が金利を何パーセントで利用できるかは、借入可能額とともに審査によって決まります。

 

はじめから最低の金利で借入できることは、ほとんどないと考えてよいでしょう。そのため、これから利用するカードローンの利息額を計算する場合は、一番高い金利を計算式に入れて計算してみてください。

 

またカードローンの利息は、多くの場合「日割り」で計算されます。たとえば、1カ月(30日間)借入するのであれば、年利息額を一旦365日(1年間。うるう年は366日)で割った後、あらためて30を掛けることによって、利息額を計算します。

 

ちなみにすでにカードローンを利用されている場合、ご自身がこれまでに支払った利息額は明細を見ればわかります。毎月の返済とともに利息が減っているか、元金はどの程度返せているか、確認してみましょう。

カードローンの利息負担を抑えるコツ

借入の際に支払わなければならない利息も、できる限り負担は減らしたいですよね。

ここでは、利息負担を抑えるコツを3つご紹介します。

カードローンの利息負担を抑えるコツ。1.借入金額は最小限に 2.低い金利で借入 3.計画的な利用と繰上げ返済カードローンの利息負担を抑えるコツ。1.借入金額は最小限に 2.低い金利で借入 3.計画的な利用と繰上げ返済

1.借入金額は最小限に

利息負担を抑えたいのであれば、借入金額を最小限に抑えることが重要です。なぜなら、利息額は元金(借入金額)に金利を掛けて計算されるからです。利息額は、毎月の返済額に直結するため、借入金額を減らせば利息額を減らして負担を小さくすることができるでしょう。

 

2.低い金利で借入

借入金額同様、金利も低いものを選びましょう。実際に適用される金利は審査後にしかわかりませんが、あらかじめ提示されている金利幅は、カードローンの業者ごとに異なります。金利の最大値が小さいカードローンを選ぶことで、低い金利での借入につながるでしょう。

 

ただし金利が低くても、カードローンによっては適用金利が途中で変動するものもあるため注意が必要です。カードローンに限らず、金利には以下の2つの種類があります。

・固定金利

・変動金利

固定金利は返済の期間中ずっと金利が変わらないものを指します。一方、変動金利は、返済の期間中、情勢の変化などにより金利が変わる可能性があるものです。

 

前述の通り、金利が上がれば利息額が増え返済額が大きくなります。反対に、金利が下がれば返済額は小さくなります。

 

そのためカードローンを利用する場合にはこれから金利が上がるのであれば固定金利が有利となり、反対にこれから金利が下がるのなら変動金利が有利となります。

 

変動金利のローンの場合は、一般的に固定金利のものよりも金利水準が低いのが特徴です。他のカードローンの金利と比べて、水準が違うと感じることがあれば、変動金利の可能性もあるでしょう。

 

金利がどのように動くかは誰にもわかりません。金利が途中で上がれば、毎月の返済額が増え、返済が苦しくなる可能性も考えられます。「こんなはずじゃなかった……」とならないよう、あらかじめ仕組みを知っておきましょう。

 

3.計画的な利用と繰り上げ返済

カードローンを利用する際には大まかでよいので、あらかじめ返済計画の見通しを立てておきましょう。計画的に返済が行えない場合には、追加で借入を利用する可能性があるかもしれません。

 

カードローンの返済方法については後述しますが、その場合は毎月定額返済であっても元本が減らず、返済が長期化する可能性があります。返済期間が長くなれば、利息額も大きくなるため、計画的な利用を心がけましょう。

 

またあらかじめ返済計画の見通しを立てておけば、繰り上げ返済もできるかもしれません。繰り上げ返済とは、定期的な支払いとは別に、返済途中に追加で返済することです。「臨時返済」や「随時返済」などともいわれています。

 

繰り上げ返済をすると元金を減らすことができるため、利息負担を減らすことにつながります。特に借入残高が大きいときや、金利が高いローンを利用している場合には大きな効果が見込めます。ただし、いくらから繰り上げ返済できるかは商品によって異なります。事前に確認しておきましょう。

返済シミュレーション活用のコツ

ここでは、返済シミュレーション結果を変えるかもしれない、3つの要素を解説していきます。返済シミュレーションを活用するコツともいえるので、ぜひ活用してみてください。

step1.実質年金の確認 step2.返済方式の確認 step3.借入期間の確認step1.実質年金の確認 step2.返済方式の確認 step3.借入期間の確認

1.実質年率をチェック

まずは実質年率を確認してみてください。

実質年率は一般的に審査の結果、借入限度額を大きく持てるほど低くなりやすいです。

 

一方で、審査基準の基本的な枠組みは共通しているとはいえ、事業者によって異なる場合もあります。たとえば、LINEポケットマネーではLINEスコアを活用しており、スコアによっては少額の融資枠であっても低金利で借入できる可能性があります。

 

LINEポケットマネーでは、アプリでライフスタイルに関する15の質問に答えると、LINEの利用状況とあわせてLINEスコアが算出され、審査前に金利や利用限度額といった仮条件を知ることができます。こういったシミュレーションも活用しながら、実質年率を比較してみてください。

審査によっては大きく条件が変わる可能性もあります。

 

2.返済方式をチェック

カードローンには、さまざまな返済方式があります。ここでは、以下の3つの返済方法について解説していきましょう。

 

元利定額返済方式

毎回同じ元金と利息を合わせた金額を返済していく返済方式です。毎回の返済額が変わらないので返済計画が見通しやすい一方で、借入当初は返済額に対し利息負担が大きくなりがちです。

 

元金定額返済方式

元金を毎回同じ金額ずつ返済していく返済方式です。利息額は毎回の元金残高に応じて計算されるため、返済額が毎回変わります。借入当初でも利息負担割合が小さく元金の減りが早いのが特徴ですが、元利定額よりも借入当初の返済額は大きくなります。

 

残高スライド方式

毎月定額もしくは借入残高の定率を支払う「リボルビング払い」のひとつです。リボルビング払いは「リボ払い」と呼ばれているのが一般的です。借入残高によって返済額が変動します。順調に返済をしていけば毎月の返済額を減らしていくことができる一方、利用残高に応じた手数料も必要になるため、利用残高が増えると大きく返済額が増える可能性もあります。

 

またカードローンではふたつの方式を合わせているものも多く、「元利定額方式」と「残高スライド方式」を組み合わせた返済方式が採用されている場合もあります。

 

たとえば、LINEポケットマネーでは「残高スライド元利定額リボルビング方式」を採用しています。毎月の返済額が定額で返済計画の見通しを立てやすい一方、借入を繰り返す場合には元金が減りにくくなる可能性もあります。

 

返済方式によっても返済計画は変わります。借入計画に無理はないか、返済シミュレーションもしっかりと活用しながら、契約前には改めて契約内容とともに確認しましょう。

 

3.借入期間をチェック

利息額は借入期間の間、ずっと支払いが必要です。現実的な借入期間を見極め、返済シミュレーションも利用しながら、利息額を合わせた返済総額を確認しましょう。

 

利息額を確認する際には、返済期間中、利息額がもし手元にあればどのようなことができるかを考えると慎重に借入を検討することができます。

まとめ

カードローンには、さまざまな特徴を持った商品があります。LINEポケットマネーのようなアプリで申込めるカードローンも登場し、審査についてもさまざまな可能性が探られています。

 

必要な借入は、必ずしも大きな金額である必要はありません。また、不要なゆとりをもたせる必要もありません。LINEポケットマネーのように、LINEスコアを活用し、少額貸付でも金利を抑えられる可能性があるものもあります。カードローンのご利用を検討しているのであれば、しっかりと知識を身につけ、まずは家計を振り返ってみましょう。そのうえで返済計画を見通し、本当に無理のない利用を検討してみてください。

 

執筆者

内田 英子

 

肩書:CFP、FP1級、消費生活アドバイザー

生活設計塾FPオフィス幸せ家族ラボ代表。証券会社、保険ショップ勤務を経て、生活設計塾FPオフィス幸せ家族ラボを設立。かつての専業主婦経験も活かしながら、子育て世帯を中心に家計の総合医として暮らしの健康を維持する総合的なアドバイスを金融機関から完全に独立した立場で行っている。

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