キャッシングの返済方法は?「返済が終わらない…」悩みを解消するコツも紹介!


「キャッシングはどうやって返済したらいい?」「キャッシングの返済が終わらない…」「早く返済するコツはある?」という疑問や悩みを持つ人は多いのではないでしょうか。今回は、キャッシングの返済に関する基礎知識や、返済が長期化したときの解決方法などについて解説します。
キャッシングとは現金の借入ができるサービスのこと
キャッシングは、お金(現金)の借入ができるサービスの総称としての意味と、クレジットカードの付帯機能やカードローンなどを利用した借入方法の2つを指すことが一般的となっています。今回の記事では、お金(現金)の借入ができるサービスの総称としてのキャッシングについて解説します。
キャッシングの返済方式
キャッシングの返済方法は「約定返済」と「繰上返済」の大きく2つに分けられます。また、約定返済の返済方式は大きく3つに分けられます。それぞれの返済方法について、下記で確認してみましょう。
約定返済
約定返済(やくじょうへんさい)とは、例えば「毎月5日に1万円ずつ返済する」といったように、契約で定められた日(約定返済日)に、契約で定められた金額(約定返済額)を返済することを指します。約定返済日や約定返済額は、キャッシングを提供している金融機関などで決められていることが多いのですが、自分で設定できる場合もあります。約定返済には主に下記の3つの返済方式があります。
元利定額返済方式
元利定額返済方式は、返済が終了するまで毎月一定の金額(元金+利息)を返済する方式です。返済が終了するまで毎月の返済金額は一定である(変わらない)ため、返済計画が立てやすいなどのメリットがあります。一方、後述の元金定額返済方式と比較して、返済当初は返済金額に占める借入残高(元金)の割合が少ないため、同じ借入期間の場合、総返済金額が多くなるなどのデメリットもあります。また、利用状況によっては完済までの期間が長くなる場合もあります。
残高スライド元利定額返済方式
残高スライド元利定額返済方式は、借入残高(元金)に応じて毎月の返済金 額(元金+利息)が変動する方式です。例えば、借入残高が10万円超20万円以下であれば、毎月の返済金額は10,000円、借入残高が10万円以下であれば、毎月の返済金額は5,000円というように、借入残高に応じて毎月の返済金額が変動します。借入残高に応じた毎月の返済金額は、キャッシングを提供している金融機関などによって異なりますが、一般的に借入残高が少なくなると毎月の返済金額も少なくなる傾向にあります。
元金定額返済方式
元金定額返済方式は、借入時から完済時まで毎月一定の借入残高(元金)に利息を加算して返済する方式です。前述の元利定額返済方式と比較して、返済当初は返済金額に占める借入残高の割合が大きいため、同じ借入期間の場合、総返済金額は少なくなるなどのメリットがあります。一方、前述の元利定額返済方式と比較して、返済当初の返済金額が大きくなるため返済の負担が重い、毎月の返済金額は一定ではないことから返済計画が立てにくいなどのデメリットがあります。
繰上返済
繰上返済は、約定返済とは別にキャッシング利用者のタイミングで任意の金額を返済することです。繰上返済は「随時返済」「臨時返済」と呼ばれることもあります。繰上返済では、返済金額の全額が借入残高(元金)の返済に充当されますので、借入残高が少なくなるだけでなく借入残高に対応する利息部分も支払う必要がなくなるという効果があります。結果として、総返済金額を少なくすることができます。