カードローンの返済方法は2種類！返済金額の目安や賢い使い方を解説

初めてカードローンをご利用する際は、お金を借りたあとの返済方法を先に確認しておくと安心感につながります。カードローンの返済方法は大きく分けてふたつ。毎月の「約定返済」と、臨時で返済できる「随時返済」です。この返済方法の違いを知っておくと賢い返済が可能になります。

そこでこの記事では、カードローンの返済方法の種類や、賢い借り方・返し方についてご説明します。カードローンを利用する際に、ぜひ参考にしてください。

カードローンの返済方法の基本は「約定返済」

カードローンの返済方法は、借入金額と利息を少額に分けて支払う「リボ払い」が基本です。このリボ払いの返済方法には、大きく分けて「約定返済」と「随時返済」のふたつがあります。

・約定返済：毎月決められた日にお金を返済する方法。「毎月返済」という言い方もある。

・随時返済：返済資金ができたときなどに臨時で返済する方法。「臨時返済」とも言う。

これらの返済方法のうち、主に利用されるのは約定返済です。その内容や仕組みについて、わかりやすく解説していきます。

メインの返済方法「約定返済」とは

約定返済とは、契約した金融機関と取り決めた毎月の「約定返済日」に、定められた「約定返済額」を返す方法です。

約定返済日や約定返済額は、金融機関ごとに取り決めています。ローンサービスであるLINEポケットマネーの場合、約定返済日は毎月16日、もしくは26日（土日・祝日にあたる場合は、翌営業日に返済）。どちらか好きな日を選べるようになっています。

約定返済額は、借入金額や契約金利ごとに決められていることが一般的です。一例をあげると、LINEポケットマネーでは以下のような金額を毎月返すように定めています。このように、比較的わかりやすい金額で返済をお願いしている金融機関が多い印象です。

■返済金額表

約定返済の「残高スライド方式」「定額返済方式」ってなに？

カードローンの返済方法をパンフレットなどで確認すると、「残高スライド元利定額リボルビング返済方式」などの記載がありませんか？

こうした返済方法は、「残高スライド方式」と「定額返済方式」のどちらか、もしくはその両方で計算されています。まずはそれぞれの内容を簡単に説明しましょう。

残高スライド方式

残高スライド方式とは、借入の残高によって毎月の返済額が変動する方式です。返済が進むにつれて、毎月の返済額自体が少なくなっていくのが特徴になります。

定額返済方式

定額返済方式とは、毎月決められた金額を返済していく方式です。この定額返済方式には、計算の仕方によって「元利定額方式」と「元金定額方式」の2種類があります。

元利定額方式は、元金に利息を含めて計算し、一定額を返済していく方式。一方の元金定額方式は、元本を一定額にし、そこに利息を上乗せして返済していく方式です。

したがって、約定返済額は元利定額方式が毎月一定になるのに対し、元金定額方式は利息額が変動するため毎月異なります。

カードローンの返済方法例「残高スライド元利定額リボルビング方式」

実際にさまざまなカードローンで採用されている返済方法は、「残高スライド元利定額リボルビング方式」です。

この返済方式には次の2種類があります。

1．借入後残高に応じて約定返済額が決まるもの

2．残高に応じて約定返済額が変動していくもの

LINEポケットマネーの返済方法はこの前者に当たります。

まず、前者は「元利定額」とあるように、毎月の返済額は利息を含めて一定額になるように計算されています。毎月の返済額は一定で、借入残高が減っても変動しません。ただし返済期間に追加の借入をした場合は、毎月の返済額が再設定されます。（これを「借入後残高スライド元利定額リボルビング方式」とも言います。）

一方、後者の返済方式は、毎月の返済額が利息を含めて一定額になる点は同様ですが、借入残高が減るとそれに伴って、毎月の返済額も減少する仕組みです。特に追加の借入がない場合、借入残高が減るに従って毎月の返済額も減少していくため、返済のペースがゆっくりになります。また追加の借入をした場合は、毎月の返済額も再設定されます。

このふたつの返済方法を比較した場合、LINEポケットマネーにも採用されている前者の返済方法のメリットは、元金が減っても返済額が原則的に変化しないため、返済期間をより短縮でき、総利息額も抑えられることだといえるでしょう。

詳しい返済額は、先にあげた返済金額表をご覧ください。

より多くのお金が返済できる「随時返済」

カードローンのもうひとつの返済方法は、随時返済（臨時返済）です。こちらの内容も説明していきましょう。

随時返済とは

随時返済とは、利用者の好きなタイミングで好きな金額だけ返済することができる方法です。臨時収入やボーナスが入った場合や、住宅ローンなどの返済が終わった場合など、金銭的な余裕があるときに利用する方が多いです。

随時返済のとき、まれに手数料がかかるカードローンもあるため、利用する際には事前に確認してみてください。

随時返済によって「返済期間が短縮」される

随時返済の大きなメリットは、返済期間を短縮できる点です。随時返済したお金は、借入額の元金と利息の両方に充てられます。そのため返済予定を前倒し、返済を予定よりも早く終了できるのです。

またカードローンには、「あなたはこれだけ使っていいですよ」という「契約極度額（利用限度額）」が設定されています。借入を返済していくと、この契約極度額に余裕ができるので、追加の借入もできるようになります。

カードローンを早く返済したい方や、別の用途で借入したい方は、随時返済を検討してみるとよいでしょう。

カードローンの賢い「借り方」

カードローンを賢く利用するためには、まず「借り方」にコツがあります。それは次の3つです。

・必要な分だけ借りる

・金利の低いカードローンを利用する

・「金利負担が軽減される初回特典やキャンペーン」などを利用する

1. 必要な分だけ借りる

カードローンを利用する際の鉄則は、必要な分だけ借りることです。

カードローンには何度でも利用できる契約極度額が設定されているので、つい予定よりも多く借りてしまうかもしれません。

しかし、借入額が多いほど利息負担も増え、返済まで時間がかかってしまいます。早期の返済を目指すためにも、必要なときに必要な分だけ借りるのが無難です。

また「何度も借りるのが面倒……」という方は、LINEポケットマネーのようにスマホからすぐに借りられるようなカードローンを利用するのがおすすめ。必要な分だけ使って返して、また借りて……という機動的な使い方が可能です。

2. 金利の低いカードローンを利用する

カードローンはすぐに借りられて、資金をどのような用途にも使えるのでとても便利です。しかし、金利が高めに設定されていますので、なるべく金利が低いカードローンを利用するのがおすすめです。

借入額を大きくすると、その分金利が下がるカードローンもあります。しかし「必要な分だけ借りる」という鉄則から外れてしまい、無駄な借入につながるので、あまり得策ではないでしょう。

3.「金利負担が軽減される初回特典やキャンペーン」などを利用する

カードローンの中には「初回借入は30日以内なら金利手数料ゼロ」などの特典やキャンペーンを実施していることがあります。こうした特典やキャンペーンを利用すると、賢く借入できるでしょう。

たとえばLINEポケットマネーなら、初めてご利用された方を対象に「新規契約日から最大30日間の利息キャッシュバック※」を実施しています。詳しくは以下からご確認ください。　※諸条件あり

関連記事：LINEポケットマネー「利息キャッシュバック」

カードローンの賢い「返し方」

続いて、カードローンを借りたあとの「返し方」のコツもご説明します。それは以下のふたつです。

・必ず約定返済する

・まめに随時返済する

1. 必ず約定返済する

カードローンの返済で重要なのは、毎月確実に約定返済を行うことです。約定返済を忘れると、「遅延損害金」というペナルティが発生します。この遅延損害金は、通常金利よりも高い約20.0%に設定されていることが一般的です。しかも1日ごとに日割り計算で加算されます。

余計な返済が増えないよう、まずは毎月確実に返済していくことを心がけましょう。

2. まめに随時返済する

毎月安定して約定返済ができる方は、お金に余裕ができたタイミングでまめに随時返済するのがおすすめです。そのたびに少しずつ返済期間が短縮され、返済を早めに終えられます。

たとえばLINEポケットマネーの場合、少額からの返済が可能です。LINE Payを使えば1円から、LINE Payに連携した返済用口座からだと100円から随時返済できます。システムメンテナンスの時間帯を除き、24時間いつでもスマホで簡単に返済できるのは便利ですよね。利用する際は、以下も参考にしてみてください。

関連記事：返済方法のお話。約定返済と随時返済の違いって？

まとめ

カードローンは基本的にリボ払いで返済していきます。この返済方法は、大きく分けて「約定返済」と「随時返済」の2種類です。カードローンの契約時に返済方法を確認し、適切に利用できるようにするとよいでしょう。

カードローンを賢く使うには、借り方と返し方が重要です。必要な分だけ借りて、毎月確実に返済。そしてお金に余裕があるときに随時返済していくことがポイントです。LINEポケットマネーなど、借りやすく返しやすいローンサービスを使うのもおすすめです。ぜひご自身にあったやり方で、カードローンを活用してみてください。