少額融資なら審査なしで借りられる?急いでお金を借りたい場合の対処法


給料日前の生活費不足や急な冠婚葬祭などが理由で、「少額でも構わないので今すぐお金がほしい!」となること、ありますよね。そのような状況になったとき、審査の手間が不要で即日融資してくれる金融機関がないかと検討される方も少なくないと思います。今回は、急ぎで少額融資を受けたい場合の対処方法などについて解説します。
少額融資でも審査は必須!
金融機関から借入する場合は、原則として少額融資であっても審査は必須となります。金融機関から借入の際に審査が必要な主な理由は、法律によって審査が義務付けられているためです。
貸金業者(消費者金融やクレジットカード会社など)は貸付けの契約の際に、返済能力などについて調査しなければならないと貸金業法によって定められています。また、貸金業者は、契約者が総量 規制(※1)に該当しないかどうかということの確認も、貸金業法で義務付けられています。
なお、貸金業者に該当しない銀行や信用金庫などから借入れる場合でも、法令等に基づいて審査は行われますが、借入金額は総量規制の適用外となります。
※1 総量規制
総量規制とは、借り過ぎ・貸し過ぎを防ぐため、貸金業者から借りられるお金の総額に制限を設ける貸金業法の規制のことで、貸金業者からの借入残高が年収の3分の1を超える場合は、新たな借入はできなくなります。
(例)利用者の年収が300万円の場合、貸金業者から100万円までしか借りられないということになります。
急ぎ融資を受けるなら「無担保ローン」を検討
急ぎで少額融資を受けたい場合の選択肢の1つに無担保ローンの利用があります。ここでは、無担保ローンの概要やデメリットについて確認します。
無担保ローンとは?
無担保ローンとは、文字通り「担保を必要としないローン」です。無担保ローンには、カードローンやフリーローン、クレジットカードのキャッシングなど、複数の種類があります。
そもそも、担保とは、返済が困難になった場合の保証として債務者(お金を借りる側)が差し出すもののことです。債務者(お金を借りる側)が返済できなくなった場合、債権者(お金を貸す側)は担保によって貸し付けたお金を回収します。担保には人的担保と物的担保があります。
・人的担保
保証人や連帯保証人などが該当し、債務者が返済できなくなった場合、債務者に代わって返済します。
・物的担保
家や土地などの不動産や株券などの有価証券などが該当し、債務者が返済できなくなった場合、これらの物的担保が返済に充当されます。
無担保ローンのデメリット
無担保ローンは、有担保ローン(担保が必要なローン)と比較して、金利が高めに設定されている傾向にあります。
有担保ローンでは、お金を借りる際に担保を設定しているため、債務者が返済できなくなった場合、債権者は担保によって貸し付けたお金を回収することができます。一方、無担保ローンは、お金を借りる際に担保は必要ないため、債権者は担保によって貸し付けたお金を回収することができないというリスクがあります。そのため、無担保ローンは金利が高めに設定されている傾向にあります。
少額融資に消費者金融の無担保ローンが向いている理由
次に、無担保ローンが少額融資に向いている主な理由について確認します。